データの型
VBAで扱われるデータの種類には、大きく分けて、文字列、数値、論理値、日付、オブジェクトの5種類があります。
演算処理で数値などを変数に代入する際、変数のデータ型を指定することが大事になります。その型に合わないデータが代入された場合、エラーが発生したり、意図しない結果になったりことがあります。
身近い例にすると、道具は道具箱に入れ、弁当は、弁当箱にいれます。弁当を道具箱に入れちゃうと、おかしくなります。主要データの型を下記のようにまとめました。覚える必要がないですが、時々チェックすれば良いです。
VBAのデータ型
| データ型 | 型名 | 値の例や範囲 |
| 文字列型 | String | 約２GBまでの文字列 |
| バイト型 | Byte | 0 ～ 255 の整数 |
| 整数型 | Integer | -32,768 ～ 32,767 の整数 |
| 長整数型 | Long | -2,147,483,648 ～ 2,147,483,647 の整数 |
| ブール型 | Boolean | True または False |
| 単精度浮動小数点型 | Single | 負：-3.402823E38 ～ -1.401298E-45 正：1.401298E-45 ～ 3.402823E38 |
| 倍精度浮動小数点型 | Double | 負：-1.79769313486231E308 ～ -4.94065645841247E-324 正：4.94065645841247E-324 ～ 1.79769313486232E308 |
| 通貨型 | Currency | -922,337,203,685,477.5808 ～ 922,337,203,685,477.5807 |
| 日付型 | Date | 西暦100年1月1日 ～ 西暦9999年12月31日 の日付と時刻 |
| オブジェクト型 | Object | Worksheet などオブジェクト |
| バリアント型 | Variant | すべてのデータの型 |
| ユーザー定義型 | Type | Type で定義した型、いわゆる構造体 |
エラーの事例
実行結果
実行結果
※ 本来足し算結果3000になるはずですが、文字列型の変数を宣言したため、エラーはならないものの、結合した文字「10002000」となってしまいました。
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