鬱病を自力で治したいと思うなら、まずは栄養バランスの良い食事と自分の体にとって適切な運動を行うこと。
たったこれだけの事だけど、「自分に合っている」かどうか?というのがポイントで、鬱病を患っていると、その判断が適切にできない。または困難になる。
栄養バランスの良い食事と一言に行っても、鉄分が不足しているなら、鉄分を多めに摂らないといけないし、葉酸が不足しているなら、葉酸を多めに摂る必要がある。
そうやって自分に不足している栄養素を把握することができるか?
恐らく難しいと思う。不足している栄養素が分かったところで、次は、サプリメントでの代用を考えるが、これは、緊急時や非常時の手段としては良いが、常時となると費用がバカにならない。
食品で摂るとしても、鬱病を患っている状態で、どの栄養素がどの食品に含まれているかを学ぶのも辛い。
そして、1人で何とかしなければ・・・という思考自体が鬱病を招いてしまった原因の一つでもあると思う。
だからこそ、家族の手やプロの手を借りて治す方が良い。
人に迷惑を掛けずに、自力で治したいと思っている間は、病状は回復せず悪化するばかりだ。
鬱病を患っている状態で、自分の為に料理をすることは億劫だろうし、栄養バランスの良いものを・・・と思っていても、ついつい簡単に作れるものしかできなかったりする。
運動にしても、今の体の状態に合った運動量というのは、自分では分かりにくく、客観的にスポーツジムのトレーナーや整体師・鍼灸師辺りに相談しながら決める方が良い。思っているより動ける可能性もあれば、思っているほど動けない可能性もあるのだから。
自力で、食事療法と運動療法をやってみて、回復の兆しを感じられなければ、大人しく医師や家族の他、栄養士や鍼灸師、整体師などプロの手を借りる方が症状を悪化させずに早く回復できると思う。
私も、自力で鬱病の治し方がないものかと思っていたが、どんどん悪化して衰弱死寸前までいきました。あんな辛い想いは他の誰にもさせたくない。
だからこそ、食事と運動と一人で何でも抱え込んでしまわないこと。
頼れるものは頼る方が良い。助けてくれる人がいるなら、助けてもらう方が良い。
もし、頼れる人も助けてくれる人もいないとしたら、自分自身にこう尋ねて欲しい。
「私が鬱病から学ぶことは何だろう?」
「私が今の状況から学ぶことは何だろう?」
「私が今、感謝するとしたら何に感謝するだろう?」
病気は、自分自身の魂を成長させる為に神様が与えた試練だとも言う。もしかしたら、いつも一人で何とかしようとする癖を手放して「助けて」と言う練習なのかもしれない。
私は、自力には限界があることを知っているので、どうか自力で治そうとせずに家族やプロの手を頼ってほしいと思います。