「旅立ち」松山千春 | 映画を見たら書こっと・・・。

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最近はストリーミング視聴がメインになりました。たまに劇場鑑賞もあります。

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「私の瞳がぬれているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない」
「この日がいつか来る事なんか 二人が出会った時に 知っていたはず」

松山千春の歌を初めて聞いたのが確かこの曲だった。
デビュー曲だったと思う。僕が高校生の時に、聞いた記憶がある。
すでに陽水、拓郎、かぐや姫、さだまだし等はメジャーになっていた。
したがって、ほんの少し遅れてやってきたフォークシンガーという印象だった。

ラジオから流れてきた彼がライブで歌ったこの曲に「おお!、いい歌だなー」と聞き入った。
続けて聞いたのが、「時のいたずら」「青春」「かざぐるま」あたりか・・。

北海道出身というだけあって、歌に大陸的おおらかさがあり、かといって繊細な情感がある。
声も高音が無茶苦茶高くて、とうてい僕らには真似が出来なかった(汗)。
こいつは凄いわー。この人の才能は凄い、きっとビッグスターになる、という予感があった。

「果てしない大空と 広い大地のその中で」
「いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう」(大空と大地の中で)

「恋のはじめは切なくて 苦しむことと知りました」
「あなたのことで一日が 始まり終わる気がしてた」
「幼い胸をいためては 涙流した夜もある」(初恋)

確かおすぎとピー子がその才能に惚れ惚れして、彼の家に無理やり押しかけて行った、
というエピソードがあったっけ(笑)。
ルックスもよかったしねー、今と違ってハゲチャビンじゃなくて、髪もフサフサしてたし(笑)。

いつ頃からスキンヘッドにしたのだろうか(笑)、僕の記憶には定かでない(笑)。
また彼の突拍子もない言動は昔の繊細な歌とのギャップが余りにも大きくて、時に違和感を覚える。
ほんとに昔はかっこよかったのにー、と当時を振り返りながら時の流れに溜息が出てしまいますねー。

彼の歌もよくギターで弾き語りをしたものだった。名作も多く、これも数えあげたらきりがない。
「恋」「季節の中で」「窓」「雪化粧」「歩き続ける時」「銀の雨」「夜明け」「街」「帰郷」
「卒業」「足寄より」「こんな夜は」「雨上がりの街」「君のために作った歌」「長い夜」
「失くした心」「オホーツクの海」・・・。
題名を聞いただけで、すぐにメロディが思い浮かぶ名曲ばかりだ。

最近、狭心症で体調を崩したらしいが、他の大御所フォークシンガーと同様、
いつまでも元気で歌って欲しいと思う。

そしてまた心に響く繊細な歌(やはり最近ないのだけど)を作って欲しいなーと思う・・・。