
(1951年作 監督 エリア・カザン 出演 ヴィヴィアン・リー マーロン・ブランド)
小さい頃に見た記憶があったが、殆ど覚えてなく、先日ワンコイン(500円)のDVDが売っていたので見てみた^^。なるほどヴィヴィアン・リーの代表作だけあって、凄い演技だわーと思う。身を持ち崩した名家の娘、哀れで可哀想だけど、なんだかもう精神を病んでしまっている女性・・。一方、妹の夫役、マーロン・ブランド、男くさく野卑で野蛮な雰囲気、確かにこんな感じの男いるなー、とその演技力に頷いてしまう。そもそも妹夫婦の家に押しかけ同居なんて、ちょっと無理があるだろう、とか、キム・ハンター演ずる妹ステラは頼りないなーと思ったり、どちらかというとヴィヴィアン・リー演ずる姉ブランチが可哀想だなーと思ってしまった。女性が美貌や若さを維持していくのも大変なもんだなーとも思う。ただ「欲望という名の電車」というタイトルとはあまり関係ない内容だと思ったけどねー。まあ、人間の剥き出しの感情のぶつかり合いという意味合いがあるのだろうか?。(実際、欲望という名の電車があったらしいが)。しかしマーロン・ブランドって存在感があったねー、「ゴッド・ファーザー」のイメージが強いけど、若い頃は骨太の役者だったんだねーと改めて思う。それと妹役のキム・ハンター、そうだ、「猿の惑星」のジーラ役で出てたじゃん!、メーキャップしてたから全然わからなかった(笑)。