この日を境に、猛烈に勉強した。
社会人のキャリアにおいて、
こんな経験をしたからこんな仕事が出来る。
こんなことをやりたいからそのために今こんなことをしている。
間違いなくこの2つは一番大事。
ただし、中小企業で働く者にとっては、これだけでは大企業へのコンプレックスは消えない。
誰もが認めざるを得ない、そんな形あるものを求めた。
そこで、
国家資格・公的資格を取得することにした。
勉強を開始して、
数ヶ月後、日商簿記2級・AFPを取得。
1年後、CFP(⇒今は国家資格になったらしい)を取得。
2年後、3回目の試験で念願の不動産鑑定士(2次試験)を取得。
ついでに、管理業務主任者とマンション管理士も取得した。
学生時代に宅地建物取引主任者、TOEIC 890点(有効期限あり)、ギャグで秘書検定1級を取得。
これで不動産業界のみならず、コンサルティング系・金融業界でもパーフェクトな履歴書が出来る。
元来、面接には自信があった。
若く、ヤル気と希望に満ちた私だった。
当然に転職活動はおもしろいほど順調に進んだ。
学生のころ相手にもされなかった企業からどんどんオファーが届く。
ところが。
実際に転職先に選んだ企業は・・・、大企業ではなかった。
社員2000名の地域密着企業だった。
大企業に行きたがっていたはずなのに・・・?
当時の彼女(今の妻)の影響が大きかった。
彼女が働く姿を見て、従来の価値観に疑問を持ち始めていたのだった。
(つづく)