『すみませんが、この方の情報を教えてください。』
こんな問い合わせが殺到した時期があった。
そうです。
お〇む心理今日です。
毎週のように警視庁の方が当社にやってきました。
通常、来社された方の身分証と捜査礼状があれば情報を提供します。
国家権力には逆らう必要がないのです。
あ、もちろん、国家権力に屈する、という意味ではありません。
情報を提供した相手が国である場合、顧客より 『個人情報の漏洩だ!』 と言われずに済むのです。
この相手がサラ金系の場合、相手の足元を見て&顧客の素性を考慮して判断します。
さて。
生意気なヤツが来たので、試しに情報提供を拒否してみました。
すると・・・。
ステ台詞を吐いて帰りました。
何しに来たんだろうか・・・?
普通、粘るでしょ???
わざわざ来たんだから。
飛び込み営業だってもっと粘るよ。
税金の無駄使いだ。
こちらは無駄な労力を費やした。
返せ、税金と時間。
結局、当社管理物件には、その筋の方が 『2人』 だけいました。
もちろん、即追い出しました。
この2人は簡単でした。
『警視庁がこれこれこんな理由で当社に来まして・・・。』
親にチクッたらすぐに実家に連れ戻されたのです。
アジト?みたいな嫌疑がかかった物件が1件ありました。
本当に怪しかったのですが、証拠が見つかりませんでした。
でも、私の野生のカンは敏感に見えない何かを察知していました。
結局、別件で難癖をつけて追い出しました。
ちなみに、競合他社が建てて販売中のマンションが・・・彼らのアジトのまん前に。
さんざんTVに映ったので、大きな宣伝効果・・・ではなく、損失が発生したことでしょう。
不動産投資はこんなリスクもあるんですね。
(つづく)