無職&彼女との甘い時間に浸りきっていた私に檄が飛んだ。
父 『おまえ、いつまで今の生活してるつもりだ。』
私 『・・・。もう一年、学生やるか、大学院に行こうかなぁ』
父 『何で?』
私 『今からじゃ新卒採用なんて、中小企業しかやってないし。』
父 『大企業だけが会社じゃないだろう』
私 『・・・。』
父 『それに、そんな考えで学生続けたって、どうせ一流企業はお前を相手にしないぞ。』
私 『・・・。』
父 『どんな会社でも入社して、そこから這い上がってみろ。』
私 『・・・、わかった。』
まとめると、こんな感じのやり取りだったと思います。
こうして、私の『新卒』としての就職活動が始まった。
もちろん、図々しくも内定を貰っていた会社に問い合わせはしたものの・・・、
入社手続きの期限は切れていた。
ホントにゼロからの再就職活動だった。
そこで・・・。
とりあえず、不動産会社を5社受けた。
理由は、
①中小企業なら、卒業間際でも新卒採用を行っていた。
②宅地建物取引主任者の資格を持っていたため、企業の受けが良かった。
③中小企業であっても、唯一高収入を狙える業種であった。
どこも一緒?
とりあえず、鉛筆を転がして決めた。
採用担当者の感じが一番良かった会社を選んだ。
こうして、『ワンルームマンションのディベロッパー』に入社した。
聞いたこともない会社だった。
ワンルーム?
資産運用?
そんなの儲かるわけなかっぺよ、と思った。
入社後に知るのだが・・・、業界ではトップクラスの会社だった。
まぁ、いわゆるニッチ(すき間)産業ですが。
今後、この会社で約6年間お世話になることになる。
ここは結構いいネタの宝庫!?
(つづく)