土日、実家に帰る。
社会人になり、研修しかやってないくせに凱旋気分。
新鮮な経験をまくし立てるように語る。
一生懸命頷く母。
黙ったままの父。
一人暮らしをすると親のありがたみがよくわかる。
あたたかい家庭から、日曜の夜には都内のマンションに戻る。
下駄箱の上に置手紙あり。
『清掃しておきました。』
えっ!?
は?!
このマンション、実は家政婦さん付だったのです。
どうやら銀行が 『ヤングボーイのために』 と契約してくれたらしい。
今日が初仕事で、今後は毎日来るらしい。
エロ本、隠さなきゃ。
っていうか、毎日整理整頓しようっと
広々とした部屋にAVセットとソファセットしかない部屋。
(冷蔵庫や洗濯機もなかった!)
余談だが・・・。
ちなみに、役員のマンションは・・・。
家賃ン百万/月で家具、家政婦付らしい。
話がそれました。
当然何もせず、やはり8時には就寝。
明日は3時に出社しよう、と勝手に決めてみた。
みんな何時ごろ来ているのか?
自分の目で確かめたくなった。
翌朝、予定通り3時にピカピカの自転車で出社。
同刻、上司が愛車のベンツで出社。
遅れて部長がジャガーで登場。
既に仕事を開始していたフィルはタクシーで。
彼は来日間もなく、しかも1年限定での日本滞在予定のため、車を買う予定はないらしい。
マックは・・・ずっと会社にいるらしい。
どうなってんだ????
この日を境に、私の会社暮らしが始まるのでした。