2020年3月2日

84歳女性。軽度認知症。骨粗鬆症。胆嚢結石の手術歴あり。若いころ卓球をやっていて、今もたまにやっている。最近まで書道教室を開いていたが、認知症のせいか、月謝のずさん管理によって閉室。妹さんの要望でデイサービスに通うようになる。彼女、翠軒流で、硯、墨、文鎮など、道具にもこだわりがある。

 

この女性、若いころ週1回は鍼灸院に通っていたというから、鍼灸に対する信頼はあつい。きょうは、三度目の施術。いつものように仰臥位で百会と復溜に置鍼し、左陽池、右合谷、足三里、三陰交、照海と施灸したところ、彼女の皮膚から汗がしっとりにじみ出てきた。そして、伏臥位で、次髎、大腸兪、腎兪、脾兪、膈兪と施灸して、施術を終えた。そのとき、彼女曰く、「きょうのお灸はとても効きました。熱いものが体の芯まで達したようです。だって、急に体が熱くなって汗が出てきたんですもの」。しかも、施術前に164/82あった血圧が、施術後には132/70になっていた。やはり、お灸の力ってすごい。