明日は町が爆撃されると言う昭和20年8月14日の夜に防空壕の中で家族全員に、
父が歌って聞かせた歌の一節です。
お前たちが独り立ちし帰郷する事が有れば、この歌を思い出せ・・・・・・・。
1,昔の我が宿変わらぬ父母、夢のほかに今日ぞ会える。
ひぐらし秋呼ぶ榎の木陰に親の笑顔を見んが為に・・・。
2,雲間に眺める昔の我が宿、夢のほかに今日ぞ会える
富貴を望まず名誉を願わず、神(仏)の恵みの永く遠く。
3番まで有ったのだが・・・3番の歌詞を忘れた。
筆者が故郷を離れた、昭和38年父に聞かされた事がある。
今の世の中は学歴社会だ・・・定年を見定め無借金を目指せ。
その為の努力を惜しむな・・・・・・・。
線描体質(体格が貧弱で貧血ぎみの、虚弱で神経質な子供の体質。頸部 (けいぶ) リンパ節結核のみられることが多かったところからの称。現在ほとんど用いられない。)
と言われた幼少時代、20代半ばまでの命だろうと言われながら、間もなく83歳・・・
大病や大災難を乗り越え、自由気ままな今が在る。