「偵察衛星」搭載、H2Aロケット打ち上げ成功…災害時の状況把握にも活用
政府の情報収集衛星「光学8号機」を載せたH2Aロケット48号機が12日午後1時44分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。衛星はロケットから分離され、打ち上げは成功した。
情報収集衛星は、北朝鮮の軍事施設などを監視する事実上の「偵察衛星」で、災害時の被災地の状況把握にも活用される。高解像度で昼間の撮影を行う光学衛星と、夜間や悪天候でも撮影可能なレーダー衛星など計10機体制で運用。光学8号機は、設計寿命を超えて運用している光学衛星の後継機として打ち上げられた。