現代の異常気象は人類へのしっぺ返しなのか❕❔ | よかもん人生のブログ

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現代の異常気象は「人類へのしっぺ返し」、様々な事態を想定した対策考える必要

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読売新聞オンライン

[巨大災害 現代のリスク]<4>

 積乱雲が断崖のように切り立ち、眼下では真っ白なしぶきを上げて海が荒れ狂っていた。わずか1日で急発達した「スーパー台風」の姿に、研究者たちは思わず息をのんだ。

小型飛行機から撮影した台風の目(2017年撮影)=山田広幸・琉球大教授提供

 昨年9月16日夜から翌朝にかけ、台風14号は日本の南海上を九州に向けて接近していた。16日午前3時には965ヘクト・パスカルだった中心気圧は、1日後には気象庁の予想を大幅に超える910ヘクト・パスカルまで低下、最大風速55メートルと猛烈な暴風となった。「最強台風の到来か」。日本中に警戒感が広がった。急発達したのは、南海の海面水温が高く、エネルギー源である水蒸気を大量に取り込んだためだ。

 坪木和久・名古屋大教授(気象学)らは同17日、台風の発達メカニズムを解明するため小型飛行機でこの台風の目に突入、「ドロップゾンデ」と呼ばれる装置を投下して直接観測に挑んでいた。「あれほどの急発達は初めての経験。台風の脅威を改めて見せつけられた。地球温暖化の影響で海面水温が高い状態が続き、今後も急発達は増えるだろう」

 271人の死者・行方不明者が出た2018年の西日本豪雨や、関東・東北地方を中心に142か所の堤防が決壊した19年の台風19号による豪雨など、記録ずくめの気象災害が毎年のように頻発する。

 気象庁気象研究所の解析では、積乱雲が連続的に発生して集中豪雨をもたらす線状降水帯は09~20年の間に300回超発生。西日本豪雨では、わずか4日間で16回も発生したという。台風19号では総雨量が1000ミリを超えた観測地点もあり、19年1年間の水害被害総額は、津波を除くと統計開始以降最大となる約2兆1800億円に達した。

 台風19号の被災地を現地調査した愛媛大の岡村未対(みつ)教授(地盤工学)は「治水事業が進みつつある現代でこれほど多くの堤防が一気に決壊した事実に、大きな衝撃を受けた。温暖化が進めば常態化する可能性もあり、危機感は強い」と話す。

そして中国を襲う台風の情報です👇

 

そして間もなく台風11号が中国本土に上陸 ̄ ̄更なる被害は必至・・・・・・・。