ロシア併合のウクライナ東部で大規模爆発、露側「ミサイル攻撃」主張…南部では変電施設爆発
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タス通信などによると、ロシアが一方的に併合したウクライナ東部ルハンスク州の州都ルハンスク中心部で12日夕、複数回の大きな爆発が起きた。
露側はSNSを通じて「ウクライナがミサイルで攻撃した」と主張した。ウクライナ側は関与を認めていない。
露側によると、プラスチック工場の事務所がある建物などに2発が着弾した。
少なくとも子供6人が負傷したとしている。
米CNNは、ルハンスクは米国供与の高機動ロケット砲システム「HIMARS」の射程(約80キロ・メートル)圏外にあり、攻撃されるのは珍しいと伝えた。
露側は、英国提供の巡航ミサイル「ストーム・シャドー」(射程250キロ・メートル超)や、HIMARSの可能性は低いとの見方を示している。
一方、タス通信によると、やはり併合下にある南部ザポリージャ州の主要都市メリトポリの変電施設でも12日夕、大規模な爆発が起き、一部で停電と断水が起きた。
爆発に関与したとして複数の容疑者が拘束されたという。
また、南部クリミアでは、露側が一方的に任命した「首長」が、露軍が12日に「敵の無人機」を撃墜したとSNSに投稿した。