多分、冬眠明けの蛇の大群などと出会った事など無いと思う。
子供時代に2回、定年間際に1回・・・合計3回も出あった。
1回目は戦後の中学時代~~究極の恐怖体験。
自転車で行動半径が飛躍的に伸び、
甘木川の脇に在った小さな川の土手の左岸を早朝下流に走らせた。
食糧難の時代、獲物をたくさん捕まえ意気揚々と引き返す途中の事、
生まれつき視力の悪かった筆者には、
前方の土手に何かが沢山置いてあるとしか見えなかった。
次の瞬間、冬眠明けの蛇の大群の中に突入サドルから足を上げ、
自転車は失速、蛇の大群の中に転倒、ワッと叫び蛇を踏んで、
自転車は置きっぱなしで大きな道路まで走り、家まで駆けた。
翌朝、恐る恐る、自転車を探しに行ったら同じ場所にそのまま在った。
2回目は甘木・丸山公園で・・・。
松山公園に流れ込む沢は1カ所しかない…今は遊園地と成っている。
やはり春、沢伝いに登り始めて直ぐ、蠢く物が有る事に気が付いた。
蛇の大群だと、そのまま後じさりして逃げ帰った。
3回目は、田圃の中に建造されていた、脇の小道の上で早朝に発見。
冬眠場所は会社内の排水管の中だった。
直径40cmも有る排水管が冬に成る前に毎年詰まり水が流れなくなる❕
女子社員達は慣れた者で、冬用として小さな配水管を利用していた。
会社は製菓会社で焼き釜が在る為年中温かく、
2・5m程の半地下の排水管は恰好な冬眠場所と成っていた。
怖がる為に蛇の事は伝えず会社は倒産…
排水管や建物は今もそのまま存在する。
この会社での異常体験は、まだまだ数多い。