バイデン大統領が予告なくウクライナ訪問 | よかもん人生のブログ

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バイデン氏がキーウ電撃訪問、ゼレンスキー氏と会談…「ウクライナも民主主義も持ちこたえた」

 【リビウ(ウクライナ西部)=上地洋実、ミュンヘン=蒔田一彦】米国のバイデン大統領は20日、ウクライナの首都キーウを事前の予告なしに訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。バイデン氏がウクライナを訪問したのは、ロシアが昨年2月24日にウクライナ侵略を開始した後では初めてで、侵略から1年となる直前に、対露連帯を強調した。

キーウで20日、並んで歩くバイデン米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター
キーウで20日、並んで歩くバイデン米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター

 バイデン氏はホワイトハウスの声明で、ゼレンスキー氏との会談を通じ「ウクライナの民主主義と主権、領土保全に対する揺るぎない関与を改めて確認する」と表明した。バイデン氏は「(侵攻から)1年後、キーウは持ちこたえ、ウクライナは持ちこたえ、民主主義は持ちこたえた」とも述べ、ウクライナに対する5億ドル(約670億円)規模の追加支援を表明した。

キーウで20日、握手をするバイデン米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター
キーウで20日、握手をするバイデン米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター

 ゼレンスキー氏も20日、自身のSNSに、米国とウクライナ国旗の前でバイデン氏と握手を交わす写真を投稿した。両国首脳の直接会談は昨年12月にゼレンスキー氏が訪米して以来となった。バイデン氏はこれまで、ロシアへの過度な刺激を避けるため、自らのウクライナ訪問には慎重だった。今回踏み切った訪問には、今後もウクライナを最大限支援する姿勢を示す狙いがある。

 一方、タス通信によると、露大統領報道官は20日、プーチン大統領が、モスクワを訪問予定の中国外交トップ 王毅

ワンイー 共産党政治局員と会談する可能性を「排除しない」と述べた。プーチン政権としても、王氏の訪問を通じ、米欧の対露圧力に対抗した中露両国の緊密な関係を誇示したい考えとみられる。

 プーチン大統領は21日、議会に内政・外交の施政方針を表明する「年次教書演説」を行う。昨年は見送った演説について、露大統領報道官は19日、主題は「特殊軍事作戦」と称するウクライナ侵略となる見通しを明らかにした。改めて一方的な侵略の正当性を主張する見通しだ。22日には、モスクワ市内のサッカー場での大規模集会で演説する可能性が取りざたされている。

 

🕊この訪問が停戦交渉へ発展する事を願う🕊