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【櫻LIVE】第496回 - 小野寺五典・元防衛大臣 × 高橋杉雄・防衛庁防衛政策研究室長 × 櫻井よしこ(プレビュー版)

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圧倒的な軍事力で攻め込んだロシア軍だったが、

 

ロシア軍は1~2週間で完勝の予定が、2か月経過でも戦闘が継続中。

 

油断大敵、ウクライナ軍の方が迎え撃つ準備が圧倒的に長けていた。

 

ウクライナ軍へ欧米先進国から、新型兵器の提供が続々と続いている。

 

極論すればプーチン大統領は裸の王様状態で真実が伝わっていない。

内心イラついているのだろう。

事実は、突然敗北と知れば反射的に核戦争へ舵を切るかも知れない。

 

[21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、ウクライナでの戦争を機に再び自国の核戦力が持つ強大さの宣伝に努めている。

 20日には次世代の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験成功を受け、これによってロシアの敵対勢力は、いったん立ち止まってどうすべきか考えるはずだと述べた。

 2月24日のウクライナ侵攻開始に際してプーチン氏は西側諸国に、ロシアの前途をさえぎろうとするいかなる試みも「歴史上、決して経験してこなかったような予期せぬ事態につながる」と警告。その数日後に、核戦力部隊に警戒度を引き上げるよう命令した。

 今年3月、国連のグテレス事務総長は「いったん考えられなくなった核戦争が、今や可能性のある領域に戻ってきた」と発言した。

ロシアで核兵器が発射される場合、どのような指揮系統で実行されるのか、以下で説明する。

 

◎誰が発射を決めるのか

「ロシア連邦の核抑止に関する国家政策の基本諸原則」と題した2020年の文書によると、ロシアの大統領が核兵器使用を決断すると記されている。

 「チェゲト」と呼ばれる小さいブリーフケースが常に大統領のそばに置かれ、ロシアの戦略核部隊の指揮・統制ネットワークとつながった状態にある。チェゲトは、核兵器発射ボタンが入っているわけではないが、指揮系統の中枢である参謀本部に命令を伝達する役割を担う。

 

◎プーチン氏が発射命令を下すとどうなるか

ロシア参謀本部は発射コードのアクセス権を持っており、発射手続きは2種類存在する。1つは認証コードを各実戦部隊に送り、当該部隊が発射を実行するやり方だ。もう1つは、参謀本部が全ての中間的な手続きを省き、直接地上配備型のミサイルを発射する方法がある。

 

◎プーチン氏の警戒度引き上げ命令、発射リスクは高まったか

 2月27日にプーチン氏が核戦力を含めた抑止力運用部隊に警戒態勢を高めるよう命じた後、ロシア国防省は戦略ミサイル部隊、北方艦隊と太平洋艦隊、長距離爆撃機部隊が戦闘任務を「強化」する態勢を敷き、人員を増強したと発表した。

 ロシアの核ドクトリンにおいて「強化」という表現はこれまで登場した例がなく、これが何を意味するか軍事専門家は頭を悩ませている。

 国連軍縮研究所(UNDIR)のパベル・ポドビグ上席研究員はツイッターで、ロシアの核戦力部隊の指揮・統制システムが活性化され、最終的な発射命令の通話チャンネルが実質的に開かれたのかもしれないし、単に核関連施設の人員を拡充しただけという場合もあるだろうと述べた。

 

◎ロシアに核兵器使用のルールはあるか

 2020年の文書には、核兵器使用を正当化できる可能性として、次の4つのシナリオが掲載された。

1.ロシアないしその同盟国に対する核兵器もしくは大量破壊兵器の使     用

2.ロシアないしその同盟国を狙った弾道ミサイル発射のデータ入手

3.核戦力の脅威に対する反撃能力を損なう恐れがあるロシアの重要な軍事施設ないし政府施設への攻撃

4.ロシアの「国家存続自体が非常に危機的な局面」での通常兵器による攻撃

 

◎ロシアの核戦力の実態

 米国科学者連盟(FAS)の見積もりでは、ロシアが保有する核弾頭数は5977発と世界最大。このうち1588発はいつでも使用できる状態に置かれている。ミサイルは地上、潜水艦、航空機から発射可能だ。

プーチン氏は今年2月19日、ロシアの核戦力部隊を含めた軍事演習を実施。今月20日のテレビ放送は、プーチン氏が軍当局から何年も前から開発してきたサルマトの発射実験が成功したと伝えられる様子を伝えた。

 ロシアの核戦力部隊は「今年秋に」サルマトの実戦配備を開始する、とタス通信が20日に軍高官の話として報じた。

米国は3月、ICBM「ミニットマン」の発射実験を延期し、ロシアとの緊張がこれ以上高まらないようにする配慮を示した。

 

◎ロシアは核兵器を使用したか

 一度も使用していない。過去に核兵器が実際に使われたのは、第2次世界大戦末期の1945年に米軍が広島と長崎に原爆を投下したケースしかない。

 

暴君で呆け老人に近いプーチン氏の判断は、

近未来さえ判らない。