朝から雨、雪を溶かす雨、気の揉めない1日の始まりです。
市中心部の積雪は64㎝かなり減ったが、新型ウイルスの影響で、
彼岸参りの為の、御地蔵様の参道の道掘り出しは中止だそうです。
感染症の恐ろしさですね。
町内には各宗派が混在した露地の墓所があり、大きな地蔵様が鎮座。
近年、所在者不明の墓が増え、官報で告知した後、墓地希望者に、
公募してかなりの数が充足した。
その際、新しく観音菩薩像を建立し墓地の入り口に鎮座させた。
この前に来ると、筆者が唱えるのが「延命十句観音経」です。
この教は、玄奘三蔵がインドより持ち帰った経典の中にはなく、
各宗派から長らく邪教文だと蔑まれていたが、
白隠禅師の「延命十句観音経霊験記」という書物に十七世紀、霊元天皇が霊空という僧侶に 霊験あらたかな経典を探させた結果この延命十句観音経にたどりついたと記されています。
その他、少し知恵遅れの小坊主に、一番短いお経として、「延命十句観音経」を教えたと読んだ記憶がある。
功徳の程は判らぬが、成長期に、怖い夢を見て手足が動かぬ時、
この経を、そらんじていたお陰で、すぐに立ち直れ、今が在る。
ふと、雨の朝に思いだし、書いてみました。