福井の豪雪は本当に凄い、お見舞い申し上げます。
新潟県の鉄道も新幹線を除き麻痺状態。
新潟県でも、雪の降り方に大きな違いがあり、
豪雪地、新潟県の当市の積雪は、昨日午後3時で市中心部で187㎝。

余裕で良く降るねと挨拶を交わせるのには訳がある。
凡そ半世紀前までの冬は、屋根雪を道路に下した為、
二階建ての屋根よりも道路の雪が高く積り、背負い袋に雪を入れ、
道路や空き地に雪を積み上げ、一階は真っ暗で光が差さず、
雪解けの春まででは耐乏生活、まるで雪室生活が当たり前だった。
本町通りなどは、雪のトンネルを掘り反対側へ渡ったそうだ。
筆者は三八豪雪(昭和38年)の四月から雪国暮らしです。
道路の電線を潜り抜けるか、跨いで渡るか、思案したそうだ。
道路の上に出る為に玄関から雪階段を7~10段も作っていた。
消雪パイプを発案した製菓会社の社長は特許をあえて出願せず、
無償公開したお陰で、消雪パイプの恩恵に預かれて居るのだ。
大雪が降れば消雪パイプでは新雪を消し切れない。
そこで流雪溝が力を発揮する・・・しかし、
流雪溝に流す水の確保が難点で、設置している市町村は少ない。

町内に雪を流せるほどの川が有る事。
雪水を流す為には流雪溝の幅と深さと傾斜が必要。
そして何よりも多額の資金が必要で、町内会議を繰り返し、
各戸あたり数十万円の予算(一時銀行から融資)で、
川水を吸い上げる揚水ポンプ設備を作り上げ、紆余曲折の末、
完璧な流雪システムを作り上げた。
六地蔵さまも、春の彼岸までは雪の下です。

各家の電気代の金銭的負担も大変だが、労力はそれ以上に大変。
雪下ろしが始まると9時以降は雪を下した路線に優先的に水を回す。
2日前までに雪下ろしの計画を、雪当番に知らせるよう、
雪下ろし申込書が有る。
豪雪となるほど、雪当番は配水に頭を痛める。
当町内の積雪は昨日午後3時で187㎝だが、道路に雪は無い。
本日午前9時で2mに達した。

本日午前9時の雪情報によると、山村地での最深積雪は3m6㎝。
市中心部 消防署前 45㎝ 積雪2m
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ニュースには出て来ないが、これが豪雪地の真実です。
今朝も町内の雪流しは楽勝で流し終わった。