昨日、菩提寺から突然電話があり、ご住職が來家された。
春の彼岸の中日に「授戒会(じゅかいえ)」が有るので、
依頼されていた、お血脈を授けたいとの趣旨。
生前戒名を決めて頂きたいとの來意であった。
曹洞宗にとって、「授戒会(じゅかいえ)」は重要な行事である。
ご住職の説明では、戒名四文字のうち、
親が付けた名前から一文字・・・
己の生き様(趣味など)を一文字・・・
己の理想、人生の指針などから戒名として二文字・・・
親が決めた、名前とは違い、将来、仏弟子となる在家信者でも、
本来、戒名は自分で付けるのが一番よい事なのだそうです。
地獄の沙汰も金次第、戒名料と言うものが、
各宗派の談合?で決まっているようである。
↓引用ですが
戒名料について首都圏での相場を調べてみました。
一般的に都市部では高く、地方ではこれより低くなる傾向があります。
1 | 院殿・大居士(男性)/院殿・清大姉(女性) | 11文字 | 500万円以上 |
2 | 院・居士(男性)/院・大姉(女性) | 9文字 | 100万円 |
3 | 居士(男性)/大姉(女性) | 6文字 | 50万円 |
4 | 信士(男性)/信女(女性) | 6文字 | 30万円 |
戒名など要らぬ、と言って断る事もできろのだろうが、そこはそれ、
長いお付き合いの間柄、自分で戒名を考える事にした!!!
ブログ戒名ならば・・・・・・余暇門院○著自戒居士
○は名前、著(じゃく)とは放下著(五家正宗贊), ほうげじゃく
父が座右の銘として大事にしていた言葉で、
父の蔵書の般若心経を解説した本の裏表紙に書いてあった。
放下 ( ほうげ ) 」とは、投げ捨てる、放り出す、捨て 切るの意です。
「 著 ( じゃく ) 」は命令の 助辞 ( じょじ ) で、放下の意を強めるために用い ます。
「放下著」、すなわち煩悩妄想はいうに及ばず・・・
自戒とは、自分の言動を自分でいましめ慎むこと。
「おごり高ぶらないように―する・・・とある。
妻は傍で見て、理想と現実は大違いと言っている。
妻に私の日常の姿、私に妻の日常の姿を聞きながら、
戒名の何たるかを解説してくれた。
この戒名を住職が見たら何と言うか???
しかし戒名料として出す500万円もの金などない。
社会に胸を張るような業績も無い。
ブログ戒名は所詮ブログ戒名・・・・・ほうげじゃく・・・ほうげじゃく
旅立つときは、落語の「お血脈」でも聞きながら、
肘枕してハイさようならと逝きたいね。