先日20に、菩提寺の大般若会に出席したと書いていた。
その夜、まさに丑三つ時、愛犬パル&ノアがけたたましく吠え出した。
省エネで蒸し暑い中、電気も付けずに起き出しなだめに降りて行った。
愛犬たちは顔を見て安心したのか、寄り添ってきて手を舐めてくれた。
寝室に戻るのも億劫となり、そのまま仏間で横になり、
タオルケットを腹から足に掛け、畳の上で仰向けになって寝た。
右にパルが寄り添い、手を舐めていたが、やがて足を舐め・・・
ぷいといなくなり・・・仰向けの股座に犬の重さを感じた。
パルにしては重いなと感じつつウトウトとした。
ハッと気が付き、もしや先代犬(シーズ)のランが来たのではと?

おもむろに股座を見たが何も見えず、股座は軽くなった。
薄暗い明かりの中で、隣の部屋からパルの尻尾が揺れていた。
脳腫瘍で逝った先代犬のランは、先々代の御住職から、
菩提寺の本堂出入り自由のお墨付きを貰っていたほどの犬である。
物に動じず、本堂で私の横に座りお説教を聴いていた。
盆が近づくと、色んな怪異が我が家では起きる。
風鈴の妙なる音が聞こえる事など、数限りないほど経験している。
風鈴の無いはずのパソコン前の出窓から風鈴の妙なる音が聞こえた事は以前ブログでも書いていた。
それを機会に昨年、新たな風鈴を買ってきたのです。

この話を家族に話したら、間違いなくランが来ていたのだと合意した。
信じようと信じまいと、夏向きの話題でした。