雪下ろしに伴う死亡事故が早くも40人を超え問題となっている。

雪事情を知らないマスコミやブロガーの一部では、
自衛隊派遣云々などと先走り、興味本位の報道が見え隠れする。
豪雪地帯の新潟県内でも、
積雪10数センチ~~~3mを超える所までが混在しているのです。
私が住んでいる市内中心部で現在の積雪1,5メートルは有ります。
雪下ろしの工夫は、木製スコップ(こしき)だけから、
雪とよ板の発明利用へと移り変わり、プラスチック利用や、
アルミ製スコップの採用、スノーダンプ利用改良へと発展し
今に至っている。
新築屋根の形も最近は雪降ろしを想定した形となっている。
雪害の経験が無い人が見れば可笑しな形の屋根が多いと不思議に
思うことでしょう。
克雪住宅の種類としては、
「融雪タイプ」
屋根に電熱、温水、温風、ヒートパイプ等による
屋根に電熱、温水、温風、ヒートパイプ等による
融雪装置を設けたもの
「耐雪タイプ」
構造部材を太くし、
「耐雪タイプ」
構造部材を太くし、
屋根に雪を堆積させるのに十分な構造耐力を持たせたもの
「落雪タイプ」
雪を自然に落下させるような屋根形状とし、
「落雪タイプ」
雪を自然に落下させるような屋根形状とし、
敷地内に雪の堆積スペースを設けたもの
片流れ屋根などは見た目より雪降ろし優先で作られている。
雪国住宅の特徴として、豪雪地帯の屋根は、重い瓦屋根が少なく、
痛みやすいトタン屋根からガルバリウム鋼板屋根に変化してきた。
屋根勾配に合わせて雪崩防止用の横アングルが常設されている。
落雪型屋根を除き屋根勾配が緩いのは、
雪降ろしを想定し人が雪下ろし中に、
屋根雪雪崩と共に落ちないための工夫です。
昨年の雪降ろし、今日の予定が明日に延び体力の衰えを感じます。
高齢者が死の危険を知りつつ、雪と戦う姿を、
自業自得と貶す人もいるが、家を護り抜く姿勢は必死です。
自衛隊が災害支援活動をした38豪雪を知っている地元民は、
この程度の雪など屁でも無いのです。
あれから云十年、体力の衰えは如何ともし難い現実です。