新しく家族の一員となった孫姫(○○○○)の為に、

私が手作りしていた、バタバタ豆太鼓です。
福岡県の郷土玩具にも指定されている素朴な豆太鼓です。
実物は、裏にお寺の寺印が押されていますが、
私の手作り品は、私の作った親の願いを書いています。
「すこやかに育てみどり子父母のねがいこもりし豆太鼓」
みどり子は嬰児と書くのが、本来ですが、
生まれたばかりの赤ん坊。
また、3歳くらいまでの幼児に使う言葉です。
故郷を思い出しながら趣味的に作っていた豆太鼓も、
随分前に作らなくなり、孫姫誕生の為に保存していた物です。
ボール紙を切断し4枚重ねで枠を作り、
太鼓部分はコピー用紙、
大豆に穴を開け、刺繍糸を通し、
枠に開けた穴に通し固定
同じく枠に開けた穴に丸箸を通し固定
紙を織って着物に見立て、帯をつけて出来上がり。
古い郷土玩具で左右に振るとバタバタと音がする。
湿度に敏感で乾燥させると高い音、湿度が上がると低い音となります。
1月4~5日、私が子供の頃の安長寺バタバタ市では

この写真はネットからお借りしました
門内外に出店が並び賑やかでした。
朝倉市となった甘木市は、天皇家とも縁が有る故郷です。
『小倉百人一首』 から
「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ」
(天智天皇)
『新古今集』 から
「あさくらや 木の丸殿に わがおれば
名乗りをしつつ 行くは 我が子ぞ」
(天智天皇)
「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ」
(天智天皇)
『新古今集』 から
「あさくらや 木の丸殿に わがおれば
名乗りをしつつ 行くは 我が子ぞ」
(天智天皇)
上の二首には故郷が詠い込まれています。
孫姫にも、いにしえから連なるルーツが有る。
次の世代を担う子供の一人に今の平和な日本を残す事が
我々世代の務めです。
初宮参りする孫姫の笑い声を聞きに行きます。