65年目の終戦前夜 | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

米軍が上空からビラを撒いた、明日、町を爆撃すると言う内容だつたそうだ。
町中大騒ぎとなり我が家も避難する事となったが10人の大家族、
避難先から断られ我が家へ舞い戻った。
その夜最後の晩餐だと父が宣言し有りっ丈のご馳走が夕食に出たと言う、4歳に満たない私では記憶にない。
明けて8月15日玉音放送で終戦となった。
あの厳しかった父が泣いて喜んでいたのが、記憶に残っている。


↑は2006年ブログを書き出して3日目の
「終戦前日」と言う記事です。
 
 
我が家の庭に掘ってあった防空壕の中で、
 
朝になるまで歌を歌い合いながら過ごしたのだと聞いている。
 
 
父は事あるごとに、子供心に聞かせてくれた歌がある。
 
将来、お前たちは、大人となり散り散りバラバラになるだろうが、
 
帰省をする時は、この歌を思い出せと言われ続けた歌がこれです

明治唱歌の「夢の外」と言う題名だったようだ。
        ↑クリックで歌詞が読めメロディが流れます。
 
メロディーは「七里ヶ浜の哀歌」「真白き富士の嶺」と同じです。
 


父が教えてくれた歌詞は(耳学問で不確かですが)

1,昔の我が宿、変わらぬ故郷、夢の外に今日ぞ会える。
  ひぐらし秋呼ぶ、榎木の木陰に、親の笑顔を見んがために

2,雲間に眺めし、昔の我が宿、夢の外に、今日ぞ会える
  富貴をを望まず、名誉を願わず、神の恵みの長く遠く

3,木の間に眺めし、昔の我が宿、月も星も袖になれて
  嬉しさ勝りて寝られぬ枕辺、響く水の音、声も楽し
父は祖父から教わって、帰省の時には歌ったそうです。
 
私が結婚し、子供を授かり、帰省する時、歌いました。
 
その子供がまもなく親になる。
 
果たして歌い継がれるのか?
 
 
明日は終戦記念日です。
 
靖国神社の精霊は心安らかでしょうか?
 
閣僚の参拝が一人もいないとは何たる事でしょうか(
 
鎮守の森から盆祭りの打ち上げ花火の音が聴こえています。