
散歩道の竹林の脇で、今年初めて竹の子が顔を出していた。
まもなく地元で採れた旬の竹の子を味わえるようになるだろう。
竹の子で連想したのだが、義父が若い頃、
碁に凝って寸足らずの碁盤と、竹をぶった切った碁笥 ( 碁石入れ )を作っていた。

妻と結婚した頃は毎晩のように義父と碁盤や将棋盤を囲んだものだった。

あれから数十年、碁や将棋から離れて今に至っている。
妻や娘に、昔取った杵柄を復活させて遊びに活かせと急き立てられる。
折も折、町内の老人会からそろそろ仲間に入らぬかと誘いも掛かり、
定期的に碁将棋大会も開催しているから来ないかと誘われた。
やり始めれば夢中になる性質だから、ブログの時間が無くなると二の足を踏んでいる。
妻と娘の魂胆は悪所通いのパチ屋から足を洗わせようと言うのが見え見えである。
碁将棋の定石などは、全て忘れてしまったが、
パチに勝つ定石があれば知りたいものである。
こんな甘い考えでは何時まで経っても鴨ネギでパチ屋の罠に嵌るだけなのに
凡人そのままに懲りない男の一人である。
竹の子からとんでもない、脇道の竹やぶに入り込んでしまった。