田舎町にも急速に不況の足音が響きだしている。
昔の飢饉(ききん)は天災などによる天候不順などで食料の収穫量が極端に減り繰り返されてきた。
世界中の出来事が瞬時にわかる現代では、一部の地域の食料飢饉に各国からの援助がある。
しかし今回の大不況=経済飢饉は、人間の強欲が招いた人為的大災害である。
一流企業が相次いで人員削減を打ち出し、正社員までが安穏としていられない状況が出ている。
ここにきて三洋電機しかりNECしかり、
自動車関連部品を作る会社やカメラの精密部品を作る会社など、枚挙に暇が無い。
正社員でも、希望退職を募られ肩叩きが露骨となるだろう。
しかし次の勤め先が見つかって居なければ、迂闊に希望退職勧告に応じられないだろう。
舌を噛みそうなワークシェアリングなどと言う言葉より、仕事の分かち合いの方がぐっと来る。
どちらにしても、仕事が減れば収入が減り、生活を切り詰める必要に迫られる。
その時なにが一番に節約の対象になるのか?
衣⇒食⇒住の順序に節約対象は進む傾向に有るのだが、
小さな子供のいる家庭では、塾などの教育経費も馬鹿には出来ず節約の対象となる。
娘が塾をやっている我が家としてもこの不況の嵐をジワリジワリと感じている。
この経済飢饉に庶民はなす術も無い。