少子化は、身寄りの無い年寄りを増やし、廻り来る命日行事をしてくれる人が減ってくる。
子供も親戚もいない、ある人の13回忌を、「あげ‐どき【揚げ斎】」で執り行ってきた。
我が家の菩提寺にお参りし、本堂でお経を上げて貰うだけの簡単な13回忌であった。
読経終了後、お茶となり、

冬囲い真っ最中の、シルバー人材センターの年配者を見ながら、よもやま話となった。

親の事情で訳ありの若い住職となった、このお坊さんも独身である。
お釈迦様の知恵も、少子化に役立たないようであった。
幽霊の話題となり、先日の旅行でそれらしき影を写した写真がこのカメラの中にある。
見ますかと聞いたら、怖いから見ませんと意外な返答・・・
怖い物は夢に見て引きずりますから、見ないことにしているそうです。
実に人間ポイ答え、人間坊主の誕生です。
オーブの事は以前から話をしていて、
近くのお寺が墓地に接続している巨樹を切ろうとした時、
樹の巨大な精霊オーブが、私の写真に映りその写真をそのお寺に持ち込み、
樹が嘆いていると話をした事で、樹は伐採を免れた話をした。
癌手術後、あれほど写っていたオーブがピタリと写らなくなった話もした。
怖くないのですかと問われ、
オーブは御先祖様や諸々の精霊達からの何らかの言葉、
悪霊にするもしないも心得しだいと思っていると答えた。
癌を切除した事で、安心して写らなくなったのでしょうと私の独りよがりです。
先日の旅行で写った陰には心当たりができました。
九州に住んでいる姉の主人が、リンパ性胃癌で、直る見込みが無く間もなく手術です。
会いに来たのだと受け止めています。
私は癌の宣告にも覚悟していた為に、泰然自若の受け答えをした話もしました。
若い和尚さんが言うには、まだ若輩者です、祖母に怖い、物の怪は無いようですが、
自分は怖い、
もっと修行を積み、見たくなったとき見せてくださいとの答えであった。
人間僧侶、本物の僧侶に育ちそうです。