からくり人形 『巫子爺=めっこん爺さ』 | よかもん人生のブログ

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昨日、今日行われている、からくり人形祭りの『巫子爺=、めっこん爺さ』は

凡そ200年ほど前から近郷近在で伝承されている、からくり祭りの人形踊りです。

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規模は小さいのですが、昭和62年には国立劇場出演まで果たしています。

この祭りが来るといよいよ梅雨明け間近です。

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毎年幼稚園児はこの、からくり人形の出し物で、

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子人形(福助、達磨、唐人人形、奴、河童など)が次々出てくる『品玉』に大喜びします。

この場所を皮切りに、市の鎮守、二荒神社前で奉納踊りが行われます。

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歌詞曲目は10種類あり、

1、都序
2、広台寺
3、伊勢音頭
4、いたこ
5、おいとこ節
6、大津絵
7、品玉
8、甚句
9、地獄踊り
10、おけさ

最後の「地獄踊り」と「おけさ」はセットになって披露されます。

ユーモラスな人間讃歌、大人向きの地獄踊りの歌詞を紹介します。

嫋々とした「しゃぎり」の笛の音と、
日本古来の「すがらき」の調べが聞こえてくる気になって、読んでください。


地獄踊り;

     地獄 極楽の東門前でサマヨサマヨ
     えんげえんまさんが
     あらわれ給いサマヨサマヨ
     鬼のつら見て背中なでさするサマヨ
     そこで鬼奴がはづかしがりてサマヨ
     虎の皮の褌をチョイと持ち上げて
     何かつけつけグイと押し込みや
     あいたたあいたたと
     鬼の目に涙だサマヨ
     そこで地蔵さんが
     やきもちやいたサマヨサマヨ
     袈裟も衣もみな脱ぎ捨てて

     三途の大河をチョキ舟なんぞで
     ギッちらこギッちらこと生塚へ行って
     ばあさんどうだ
     一番させぬか
     やれやれやれやれ
     そこだへそだ南無阿弥陀仏
     お前達や野暮だ
     そいつあまた何故に
     地獄に陰鉾よもあるまい・・・・・連続して「おけさ」につながる。

おけさ;

     目出度、目出度の若松様よ
     枝も栄えて葉も茂る
     
     この館は目出度い館
     黄金切窓銭すだれ

     来るか来るかと川下見れば
     川原柳の陰ばかり


ロクロの中の様な人間模様の歌いこみで、これで祭りのフィナーレを迎えます。

お寺へ奉納獅子舞が来ました。

急いで写真と撮りに行きます。(写真アップはこの続きで・・・)

今日は火曜日ですから、学童も親も見物客が疎らです。

獅子舞を演ずる小学生は特別に今日は休んで獅子舞を演じています。

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祭りの日を土日に変更する自治体も多いのですがこの祭りは頑固にして日付を変えません。

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200年の歴史がそうさせているのでしょうかね?

歩行者天国の、お祭り広場は平日と暑さのため閑散としていました。

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天気は良いので夜待ちの、出店の人待ち顔ばかり目立ちました。