
妻の自転車も使い始めて、ん十年?、時の流れには勝てずくたびれ果ててきた。
誰かさんと同じのようだ・・・警戒警報発令、急降下爆撃機襲来・・爆弾投下。
高床式の外の階段下の自転車置き場も錆びの原因であった。
錆が浮き出てタイヤは磨り減り乗りたくないと言う。

誰か盗んでくれたらまた買おうと言いつつ、誰も盗んでくれない。
鍵は壊れたままなのに、何処に乗って行っても、誰も盗んでくれない。

若い頃に運転免許証を返上したので妻の機動力は自転車だけである。
私の愛車プリウスとのギャップも有り、どうやら新自転車を欲しがっている。
山坂の多いこの街で、しかも、ん十歳ともなると足腰が・・・
買い物に自転車で行くには・・・電動も有るようだね・・・電動は楽だって・・・
娘と二人でグルになり、乗りやすそうだねとパンフレットをひけらかす。
電動自転車は高いのだ・・・電動は重くて高いのだ、判っているのかお二人さん。
間髪を入れず、異口同音に、パチで2~3回負けたと思えば安い買い物ジャン。
パチに打ちのめされている俺の心にぐさりと突き刺さる冷たい言葉。
空の財布が更に軽くなりそうである。
あぁ無常、男はつらいよ、よかもん編でした。