
散歩道の花壇には花が咲き乱れています。
政界の撹乱を静かに見つめています。
【年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず】
父の好きだった漢詩を思い出しました。
唐代の詩人、劉(りゅう)希夷(きい)(651~680?)の「白頭(はくとう)を悲しむ翁(おきな)に代(か)わりて」と題する詩の第4節です。 古人(こじん)復(ま)た洛城(らくじょう)の東に無く 今人(きんじん)還(ま)た対す落花の風 年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず 言(げん)を寄(よ)す全盛の紅顔の子 応(まさ)に憐(あわ)れむべし 半死の白頭翁(はくとうおう) 古人無復洛城東 古人また洛城の東に無し 今人還対落花風 今人還(かえ)って対す落花の風 年年歳歳花相似 年年歳歳花あい似たり 歳歳年年人不同 歳歳年年人同じからず 昔、洛陽城の桃の花を楽しんだ人達は既に亡くなり、 今我々が花の散るのを見て嘆いている。 毎年美しい花は同じように咲いているのに、 この花を見る人々は毎年変わっているのだ。この部分はネットからの引用です。
日本の明日を憂いて俗人はただ花を観賞するのみです。
花の色は移りにけりな
いたずらに
わが身世にふるながめせしまに
いたずらに
わが身世にふるながめせしまに