久々に現実味のある、鬼の夢を見た。
道端の軒先に二人連れの女性が佇んでいて、一旦俯いた顔を上げたらその顔が鬼女に変わっていた。
瞬きする間に鬼女の顔が大きく迫ってきたが、
渇・・立ち去れ・・の一喝で鬼面はたじろぎ、一旦消えた。
それが2度3度・・・
気の弱い人なら、おそらくこんな物の怪にも取り付かれる事であろうが、
鬼面は私に触りも出来ない・・・。
出る所を間違えるなと諭し、戻れといったら夢から覚めた。
真夜中だった。
おそらく昨日、戦争の思い出を書いた事で何かの琴線が繋がったのかもしれない。
子供の頃は空を自由に飛んでいる夢や、蛇に追いかけられる夢、
地獄のような隔離部屋に無気力に座っている人がいる夢などを見てきた。
今回見た夢も怖い夢なんだろうが、恐怖感は微塵も無かった。
憑依しようとしていたのか?
何か訴えようとしていたのか?
今ではわからない。
何か訴えようとしていたのか?
今ではわからない。
生霊と言う言葉も有るが、是であったかもしれない?
しかし何であれ、我が家族に害を及ぼす「物の怪」は私が断じて許さぬ。