ヤフートピックスよりお借りしました
♪~どこまで続くぬかるみぞ~三日二夜も食も無く~雨降りしぶく鉄兜~♪。
戦争の困難さを歌った歌の一節だが、
食品製造加工業者・「ミートホープ社」による食品偽装は留まるところを知らない。
全てが利益優先で、20数年も前から偽装を行っていたと言う。
牛肉ミンチに、安い豚、鶏、カモ肉、などを混ぜ込むのは当たり前で、
増量剤としてパンを練りこみ、水を加え、偽装が発覚したときの用心に損害保険を適用させ、
その返品は即座に転売する。
外国産を国産と偽り偽装出荷、よくここまで見つからなかったものである。
偽装情報が昨年2月に農林水産省の出先機関に寄せられていたにも関わらず、
今回の警察の取締りが行われるまで、何も対策を講じていなかった、行政の怠慢体制が
これほど長く悪徳業者をのさばらせて来た原因でもある。
業者と監督官庁との癒着が無かったか、しっかりと調べて欲しい。
社長一族はこの間不当利益を蓄積して発覚したときの用心をしているはずである。
警察はその不当利益を全て吐き出させ、
社長一族には刑事罰を与えても批判される事は無いのではないか。
可愛そうなのは使われていた一般社員やパートの人たちである。
全て解雇され、路頭に迷う人も出てくるはずであろう。
偽装食品は、中国や韓国のお家芸と思っていたら、
足元にもこんな偽装を平気でしていた輩がいたとは、嘆かわしい次第である。
同じだまし味なら、「かにかまぼこ」のように、堂々と、
「カニちゃいまんねん」などのユニークなネーミングで売り出せば、
一世を風靡する食品に育てられたかも分からないものを・・・。
これで嘘つき食品を製造している会社も暫くは首をすくめて大人しくなるのだろうが、
ほとぼりが冷めるとまたぞろ偽食品に手を染めてくるのであろう。
官界から財界まで全ての業界に騙しのテクニックが横行する現在で、
書きながら気がめいる話題である。