またも食品会社の大嘘が暴かれた。
誰もがまさかと思うあの、ペコちゃんの「不二家」が、
賞味期限切れの牛乳や規定の10倍を超える細菌数の商品を出荷していたと発覚した。
モラルの低下は食品業界だけではなく日本を含め~世界中に蔓延している。
食品業界の欺瞞防止のためと、食の安全を考えて賞味期限が設けられているのだが、
返品や賞味期限切れが迫った品を再利用するため、
秘かに再加工するのは日常茶飯事に行われていると想像できる。
実体験から言うと、菓子の返品で油の傷みの無いものは再乾燥して安売りセール用に再出荷させられていた。
新米時期になると菓子に新米を使ってもいないのに新米シールを貼るのは毎年恒例であった。
薬業界にいたとき、返品されてきた古い薬の製造年月日を薬品で消させられ、
新しいスタンプを押し、値引き品として再出荷していたこともある。
手抜き工事の建設業界と同じことが食品業界や薬関係でも行われていたのである。
しかし私の現役時代には、モラルの低かった会社は伸び悩み、倒産していった。
中小の菓子業界でも、石油ショックのとき、在庫が有るにも拘らず出荷を渋った会社は、その後伸び悩んでいた。
「不二家」の信用はこれでガタ落ちするのは必然だが、首筋を竦めている同業者もいるはずである。
鶏インフルエンザで宮崎県は大騒ぎだが、病状を知り事前出荷した前例もあり、
今回はしっかりと食い止めてもらいたい。
鯉ヘルペスや、カエルの90%を殺す「ツボカビ症」と言う聞き慣れない病気まで日本に入ってきたと言う。
全てが利益優先で動いている人間社会に、
目に見える形で何時病魔が襲い掛かってくるのか知る良しもないが、パニックの情景が見えるようである。
大気汚染による人為的な温暖化現象は環境破壊という形で、確実に我々の体を蝕んでいる。
出来ることを今やらねば・・・金を持ってあの世には行けないのだから。