今、日本全体が不気味なうねりの中に巻き揉まれている。
人間を含め全ての生物界で侵入生物により同種の間に情け知らずのデスマッチが繰り広げられている。
昨今アルゼンチン蟻の脅威が報道されていたが、日本蟻は為す術もなく駆逐されるだけのようだ。
日本では無敵を誇り我が物顔で増殖しているアルゼンチン蟻も同じ蟻の仲間に駆逐される。
米国南東部では、
侵入地域の大部分でアルゼンチンアリがクロヒアリ(black imported fire ant)に取って代わられ、
その後、どちらもヒアリ(red imported fire ant)によって取って代わられているそうだ。
ヒアリは既に日本に侵入している。
取るに足らぬ蟻でも斯くの如しで、昆虫も魚類も哺乳類も鳥類も植物も同じである。
温暖化は熱帯性の病原菌を「ネツタイシマ蚊」などを媒体として日本にもたらそうとしている。
可愛い野鳥は、鳥インフルエンザの潜在的保菌者であり何か近寄りがたくなっている。
侵入生物データーベースは→こちらです。
高等生物の最高上位に位置する人間は、異常増殖を続け、今や世界人口は65億人に達していると言う。
食料争奪戦はこれから熾烈を極めてくることだろうが、海水魚の争奪戦は始まっている。
巨大人口を抱える中国やインドが経済力を高めて来るに従い、その傾向は顕著になってきた。
神の意志か仏の慈悲か、地球上の人口爆発の抑制が、
戦争やテロの頻発化で人間同士が殺し合うという形で現れてきている。
その最たる物は、5年前の9月11日にアメリカで起きた同時多発テロであった。
宗教やイデオロギーの違いは人間同士の不信感を煽り、冷静な判断を狂わせ、過激な行動に走らせている。
暴力が理性を押さえつけ、我が物顔にのし歩く姿は、ジュラ紀の恐竜に等しい。
先進諸国の人口は伸びが減る中、
開発途上国の人口は爆発的に増え続けその陰に隠れてエイズなどの性感染症は増え続けている。
日本でも若者の間に静かに性感染症は増えているという。
これは、外来生物の多様化や、ニートなどの増加と共に亡国への静かな爆弾である。
地球生命、日本存続のため、文殊の知恵が欲しいものである。