博多どんたくに思う | よかもん人生のブログ

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毎年、GWの祭りの中で日本最高の人出となる「博多どんたく港祭り」が今年も開催されている。

その歴史は長く、824年前、治承3年(1179)に始まったのだと、

養生訓で有名な貝原益軒さんが書き残していると聞く。

そのお囃子は、博多松囃子・・どんたく囃子という方が聞こえが良い。

この祭りは、福岡県生まれの私の中ではセピア色に霞んでいる。

GWの中で集客力日本一の祭りを直接見たことがないためでもある。

しかしお囃子の歌詞だけは良く覚えている。

同じ日、故郷甘木でも「ミニどんたく」が行われいた為であり、幼少の頃、歌詞は耳学問で覚えた。

歌詞の内容からか親たちはこの歌を子供に歌わせたくないようであった。

歌詞に女郎屋通いの内容が歌い込まれていた為であろうが、当時の貨幣価値が判っていて面白い。

この本歌は江戸松囃子が起源らしいが、歌われた年代は、日露戦争後の貨幣価値となっている。

「ぼんちかわいねんねしな」で始まる所、「ぽんち」とも言う。

ぼんちは子供が可愛いとも取れるし、「ぽんち」をひっくり返すと、九州では男性の隠語となる。

女郎買いに行く倅が可愛いという歌では親がしかめ面するはずである。

それでは記憶のある限り歌詞を書いてみます。(間違いが有ればご容赦)


 
 
    1, ぼんちかわいねんねしな、品川女郎衆は十匁、
    
    十匁のてっぽだま、玉屋がかわいスッポンポン 

 2、 申し申し車屋さんここから柳町なんぼでしょう

    16円と25銭3円負けとけアカチョコベ

 3  申し申し床屋さん、頭をハイカラにつんでおくれ

    後ろ短く、前長く、なるだけベッピンさんが好くように

 4  一度は気休め、二度は嘘、三度のよもやに引かされて

    浮気男の、常として、女房にするとは洒落かいな 
    

    
    
  

どんたく囃子の判る人は歌ってみて下さい。