漸く春の気配が見えてきたので家の中に置いていた、万両の木を玄関の外に出した。
充分に冬中観賞できたので、この実は野鳥たちの食料に提供する。
初め一本植えた木が、実を鳥たちに食べられ、その種から実生で増えてきた。
昨年は実が付きすぎ、実が全体に小振りである。
餌の少ない今時分野鳥が見つけたら、2~3日でこの実は無くなる。
春香る、きらめく雪も、やせ細り、梅や桜に、季節を託す。
梅桜、ポタリポタリと、雪融けしずく、やせ細りつつ、春の訪れ。
鳥を呼ぶ、実生の万両、恩返し、もてる幸せ、人に運べよ。