第一回WBC国別対抗野球大会で日の丸を背負った日本チームが優勝した。
一度は完全に全ての国民が諦めたのだが、起死回生の幸運の女神が日本に微笑みかけてくれた。
しかしこの優勝は幸運だけがもたらしたのではない。
世界一の実力を伴った団結力の勝利である。
不屈の王名監督に引きいられ、刀をバットに持ち替えた、現代の武士達の熱い戦いであった。
選手の先頭に立って戦った、イチロー、会心の一撃を放った福留。
並みいる強豪をねじ伏せた松坂を始めとする投手陣、一人が欠けてもこの勝利はなかった。
ここ一番に強い日本人の結束力と実力、それが優勝と言う幸運を呼び込んだのである。
様々なプレッシャーの為、彼我ともに、まさかのエラーを物ともせぬ、大接戦。
勝利の女神は日本に微笑んだが、キューバにもその他の国にも、優勝のチャンスはあった。
これは人生の教訓となる。
諦めるな絶対に最後の勝利を呼び込むのは、日頃の努力にこそ有る。