子供の頃の運動会では、必ずフォークダンスが競技途中に取り入れられていた。
1800人もいたマンモス学校で一学年300人前後が6クラスに別れていて。
男女比率はほぼ同数。
必ず好きな相手が見つかる・・・所がである。お互いが牽制しあって好きと言えない。
今の子供達と違い、異性と話するのも恥ずかしかった。・・・本当だよ。
同じ町内の隣の子同士でも二人で話していると囃される。
その後には、二人の名前が書き込まれた相合い傘マークが追い打ちを掛ける。
そうなると、目から火が出る程恥ずかしくなり、人前で話せなくなる。
好きな相手にわざと無関心を装う。
そんな中フォークダンスの練習時間は、千載一遇のチャンスである。
好事魔多しで好きな相手は何故かもてている。
男全てがライバルとなり、ダンス曲コロブチカ?とオクラホマミキサで、
順送りに男女が手を繋ぎ踊る。
後もう少しで好きな相手と手を結べると言うときに、何時も練習が終わりまたガックリ。
初恋の味はほろ苦い。
今では何処の空の下、子供や孫に囲まれていることだろう。
♪春の小川♪の曲は、
そんな思い出がいっぱいである。