古いしめ縄やお札類を各家が持ち寄り、町内の広場に円錐形の木組みを作りその周りに藁を積み上げる。
方法は千差万別。
中を空洞にして、昼間は子供に開放して餅焼きなどする所もあるようだが、
私の町内では中に入れるほどの空洞は開けない。
藁を積み上げる際、しめ縄やお札を中に入れる。
積み上げた円錐形の藁の上には、風見鶏が飾られる。燃やすとき音の演出が目的で、竹や松、杉の枯葉などを入れる習わしもある。
特徴的なのは、厄年の人を対象に、「おんべ」と呼ぶ段だら模様に色つけされた、
紙の吹き流しがスーパーなどでも売られ、厄年の人はそれを買い込み奉納する。
その吹き流しを燃えさかる火にかざし、厄よけにする。
焼け切れて風に飛ばされた「おんべ」の燃え残りを拾うと一年の無病息災があると言い伝えられ、
子供達は夢中で「おんべ」を追いかける。
火を付ける時間も各地、各町内でバラバラであり、私の町内は、
神官の御祓い; 12:30分
点火 ; 13;00時
富くじ抽選 ; 13;30分となっている。
写真ができ次第燃えさかり飛び散る「おんべ」などを掲載する予定です。
神官の御祓いの後には、必ず「越後、天神囃子」を詠います。
この歌は行事や宴会の時には必ず詠われる、地域の歌です。
1;目出度い、これの、お台所 お台所、お釜、八つにナヤ、後ろに、蔵がい、九つ
2;御門の上の、鶯が、鶯が、これのや、旦那様イ、地行増せ、地行増せ、とさやずる。
種類も多く何番まであるかも判らないし、宴会の終わりに詠う歌もあります。
この歌が終わり点火。行事は青空が時々覗く中で無事終わりました。
「おんべ」に思いを託す人は、新生児が生まれた時にも「おんべ」を奉納するようです。
サイの神のスライドショウを見て下さい。http://edit.photos.yahoo.co.jp/ph/kikyou2005pal/slideshow?.thema=11&.spd=n&.full=n&.dir=%2F9253&.src=ph&.view=t&.done=http%3A%2F%2Fphotos.yahoo.co.jp%2Fph%2Fkikyou2005pal%2Flst%3F%26.dir%3D%2F9253%26.src%3Dph%26.view%3Dt&submit=%A1%A1%C1%AA%C2%F2%A1%A1