年末に雪下ろしをしたのは、何十年ぶりになるのだろう。
家を新築してから13年間本格的な雪下ろしなどした事がなかったのに、
昨年の地震以来3回目の雪下ろしとなった。
自分の体を過信していた今年1月のシーズンは、
雪下ろしの後、激しい腰痛という痛いしっぺ返しを受けてしまった。
今回は二人の大工さんに午後から雪下ろしをお願いし、雪流しの担当は私がした。
雪下ろしが手早くできるために、午前中に屋根に登り足場作りの雪下ろしをする。
垂直に取り付けられている、アルミ製の梯子の氷を叩き割る事からが雪下ろしの開始である。
片手で梯子に掴まりながら、右手で氷を割り一段ずつ慎重に登る。
一番危険な時である。
高床式の家は3階建ての家と同じ高さ、雪下ろし前のコンクリートの道へ落ちれば命はない。
良い人だったのにと言われるのが落ちである。
積雪は胸ぐらいの深さがある。
雪は降り積もりつつ、下の方ほど密度が増し、重くなる。
我が家の耐雪強度2メートルからすれば未だ充分に絶えられる雪の量であるが、地震が怖い。
頭が重いと地震の揺れに絶えられるかどうか解らない。
その為早めの雪下ろしである。
約2メートル四方を降ろし、足場作り終了。
午後から来て貰った大工さん達は手慣れたもので、「雪とよ」の使い方が上手く、
瞬く間に雪が下ろされてくる。
1時間ほどで雪下ろしは終わり、次の仕事に慌ただしく帰られた。
その後は雪の山との格闘が、3時間ほど続き
4時頃漸く終わった。
降ろした雪はその日の内に流してしまはないと、氷のように堅くなり、
スコップさえ刺さらなくなる。
だから無理をしても出来るだけその日の内に雪の処理を計る、これが雪国の現実の姿である。
今回は無事終わった。今ブログ文を書ける幸せを噛みしめている。
しかし疲れた、本日はこれにて終了。
ブログ仲間を訪問する元気も出ない。お休みなさい。