秋が深まるにつれ、朝のまどろみの時間が長くなってきた。
この時間は起き出すまでの貴重な至福の時間なのだ。
色々な考えが頭をよぎる中で血なまぐさい事件からは何故か遠ざかりたい思いが強い。
惑星探査衛星のイトカワがフッと頭に浮かんできた。
これだけの技術があるのに何故に身近な月の秘密を日本独自の視点から見させてくれないのか?
この技術が軍事的に使われると、敵の司令室の、司令官の頭に向けてミサイルを撃ち込める。
これでは某国が困る事になる。
月に見せたくない物があるのではないか?と、夢が広がる。
今の日本の技術屋は、月に静止衛星を打ち上げる事など容易なはずなのに何故かおかしい。
おそらく某国が許可しないためにやむなく、惑星探査で鬱憤晴らしと、技術の粋を誇示しているのだろう、と、独りよがりをする。
戦闘機然り、ビーム兵器然り、先端兵器になる技術は日本には開発させない。
これが本音だろう・・・
防衛庁先端技術開発局???こんな所があったなら、局員は歯ぎしりしている事だろう。
ロボット技術でも日本は世界をリードしているが、ここは今、最新科学の草刈り場になっている。
虫や魚のロボットは、SFの世界を手に入れかけて、
人体の代替えは、サイボーグ技術として日進月歩している。
少子化に悩む各国が、報奨金付きで女性の子宮を借り、受胎させる事にでもなれば、完全なる管理社会が確立する。イヤ・・・人工子宮も今や夢ではない。・・・・・・・・
ダメだダメだそんな社会は御免被りたい。
朝の空気でも吸ってすっきりしよう。
モーニングコーヒーの後は犬達が散歩を待つている。