昨日愛知県の醤油製造販売の老舗が倒産した。孫会社からの連鎖倒産である。
従業員の悲嘆はいかばかりか。本業が黒字のままの倒産では、尚更で有ろう。
かく言う私も、現役時代に、直接間接を含めて、6度も倒産を経験している。
その度に転職を強いられ、追いつめられた人間の、人間関係の希薄さと、暖かさを体験させられた。
その全てが一部の経営陣による認識の甘さに寄るところが多い。
一回目; 過剰投資の失敗。
二回目; 融通手形による、連鎖倒産。
三回目; 放漫経営による吸収合併。
四回目; 本業以外のゴルフ場への投資の失敗。
五回目; 子会社を閉鎖後の移転失敗。
六回目; 銀行管理会社への転職。迎えてくれた社長の急死。
これだけ重なると、窮地に立たされた企業内の人間の真実が見えてくる。
人間の偉さが金や地位でないことが体得できたことは、サラリーマン人生最大の習得であった。
幸いだったことは、私が終始一貫職種を換えなかったことである。
その為に前職の経験が生かされ、次の職場で重宝された。
しかし転職は進められない。
私は倒産したために受け入れられたが、単なる転職は、持てる技術を吐き出すと、
転職した会社から捨てられる危険を伴う。
この事実を認識すべきである。
社会は甘い者ではない、利用され捨て去られる人や会社を見てきたからわかる事実。
若者の安易な転職には警鐘を発する。
フリーターやアルバイトでの暮らしは、永続性が不安定で、親としては進められない。
そんな人に限って同棲などするカップルが目立つ。
子供が出来ると親としての暮らしが安定していないために、子供が邪魔になる。
親失格の親が多発している。この点は前のブログ記事と、ある面でリンクする。
終わり無き問題なのでこのへんで止める。