本来姉は金沢の子供の家に行く予定であったが子供の都合で予定が3日程ずれた。
その間会わないかとの電話有り、一旦は迎えに行くには遠すぎると断りかけたが、
9月18日から自衛隊小松基地で航空祭が開かれることを思い出し、練習の様子が見られる楽しみと、
NHKドラマ源義経で近いうちに放送される?、勧進帳の「安宅の関所」が小松にあるのも思い出した。
更に、岩山洞窟寺の那谷寺を見学する目的で、延々280キロの道程を一人で迎えに行くことに決めた。
結果的には呆けのためか、化かされたのか、四回ほど奇妙な体験をした。
13日車で出発、寄り道しながら13時過ぎ小松着、直ぐ近くの「安宅の関所」跡に向かった。
NHKの放送のせいか今年4月17日「勧進帳ものがたり館」がオープンしていた。
安宅住吉神社に車を止め、見学開始、神社裏の林の中に関所跡があった。
往時を偲びつつ与謝野晶子の歌碑なども眺めながら、進むと弁慶、富樫、義経、三体の銅像がある。
此処では弁慶と富樫が主役で、義経は脇役、その為か昭和41年に弁慶と富樫の像は建立されたのに
義経は平成7年作と有る。「むべなるかな」と感じた。
ツアー客が大勢居る中何事もなく過ぎた。心の中で冥福を祈り安宅の関を後にした。
ホテルのチェックインの後小松空港の確認へ向かった。上空で何度も轟音が響いている。
駐車場に車を入れ驚いた。低空でとんできた三角翼の戦闘機の編隊が空港駐車場上空で、
旋回反転急上昇を繰り返している。航空祭の予行練習を此処で行っていた。
高速で轟音を響かせ100メートルほどの上空を何度も何度も通過する。
此処で見とれすぎたのが間違いの始まり。
慌てて那谷寺へ着いたときは4時30分、未だツクツクボウシは鳴いていたが、見学者はいない。
宝物殿で30分ほど話し込み閉園1時間前と知り見学に向かうときには蝉の声もなく深閑としていた。
噂どうり素晴らしい景観に圧倒されながらも、体内潜りをして仏塔を回り見晴台へ着いた。
広い寺内に見学者は自分一人である。
見とれて見回した直後、携帯電話が着信を知らせてきた。
その電話に慌て手に持っていた、お守りの土産を失念した。
電話は非通知でどこから来たか判らない、妻へ電話しようとしたら圏外の表示。
土産のことは忘れたまま寺の門の所まで戻り土産を思い出した。
その時点ではポケットにもなかった。引き返し探そうとしたが降りてきた階段が見つからない。
再度、掃除婦のおばさんと戻ると階段はあったが土産はない。
あきらめて門まで戻ったとき、土産が後ろのポケットに入っていた。
先程はなかったのに、やられた、化かされたと実感した。
悪意のないからかいは間々あること、心中開祖の泰澄和尚?に非礼を謝り退寺した。
翌日14日航空ショーの予行演習を楽しみ姉を迎えた。
続きは次回。小松基地のURLと那谷寺のURLは下記にお借りしている。
小松基地URLhttp://www.dii.jda.go.jp/asdf/komatsu/index2.html
那谷寺URLhttp://www.natadera.com/
写真はでき次第掲載する予定。続きをお楽しみに。