小千谷市に三仏生と言う場所がある
中越大地震で信濃川の崖が崩落し、
自動車ごと巻き込まれ、大々的に報道された対岸に当たる
国道351号線の脇に農道が平行して走っている、木立が並ぶ
その場所に、たくさんの墓石が石仏と共に立っている
端から墓石を数えるとその度に数が違うと言われている
此処までは、何処にでもある話である
丁度今時分、雨が強く降る中、車で妻と国道を走り家路に向かっていた
妻と話しながら、無意識にハンドルをきった、通りなれた道のはずが
何故か幅が広い、アレ?何時道が出来たのかと感じつつその道へ入った
道は直ぐに狭くなり、右手に墓石と石仏が、見えてきた、ああこの道か、
この先に学校があるから、そこを右折して国道へ戻ればいいと、走った
いっまで走っても学校がない、その時
突然、・・・左手の斜面におびただしい数の石仏群が現れた
この道は何度も通っていたが、今まで見た事がない、何時までも続いている
流石に怖くなりユーターン、今でも何だったか、判らない
人に聞いても、石仏群など無いよ、との答え
その後、障りもなかったし、不思議な実体験である。