食物連鎖による、メチル水銀の怖さが、本日NHKのクローズアップ現代で放送された
昭和28年から始まった、有機水銀中毒、水俣病の原因物質である
水銀中毒は、熊本県から新潟県に飛び火して大問題となった
日本では、水銀の垂れ流しは終わったが、高度成長期の中国や開発途上国では
まだ続いている、
それらの水銀が魚介類に蓄積し、日本人の口にも入る
大人は水銀を含め有害物質を尿や、体毛に蓄積し脱毛しながら排出するが
胎児はそのまま蓄積し、運動能力低下と言う目に見える形で現れると、報道されていた、
メカジキやキンメダイなど妊婦への食事制限が例示された
アセチレンから塩化ビニールや酢酸を合成する過程で、触媒に使われた水銀が
沈殿廃液として川から海へ流れ出し、回り回って人が食べる
クジラやイルカの異常行動も、水銀に一因がある可能性は、否定できない
しかし怖いのは水銀だけではない、DDTやBHCに始まった殺虫剤は
PCPに形を変え、シロアリ駆除や木材防腐に使われた
しかしPCPは養殖魚介類に多大な被害を出したため、規制された
しかし、飽く事のない開発は、除草剤に始まる植物ホルモン剤を作り
自然界を破壊してきた、昭和36年にアメリカの生物学者レーチェル・カーソン女史が
「沈黙の春」を書き、時のケネデイ大統領が読み即座に調査開始
農薬規制に乗り出した、読んでいない方は、一読を勧めます
この問題は、此処では、とても書ききれない、項を改めて近々書くつもりです。
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