日本が高度成長直前の頃、
テレビから、ミステリーゾーンと言う番組が放映されていた
ウルトラQやウルトラマンの前進番組だ
牛乳などの品質検査の毎日でも、工場が忙しい時は
深夜勤務に借り出される事はしばしばあった
夜0時~2時まで仮眠休憩がある、眠くない時は、退屈、何かと妄想する
農村では4Hクラブ、がさかんに喧伝され、男女交際の新しい形として
町場の若者としては羨ましかった
それに付け込み、各宗教団体は、入信すれば、男女交際の機会は沢山あると、誘いかける
紐付き交際はお断り、何度も論じ合った、撃退完了
深夜勤務で「たいくつ」してた時、閃いた、電話がある
電話接続が交換手により、行われていた時代である
早速電話局に電話した、「何の御用でしょうか?」感情の無い事務的返事が返る
「今、暇ですか?」と問うと、暫し無言の後、「そうですけど」の返事
此方の会社と今の状況を話し、「しばらく話しませんか?」と誘った
二つ返事でOK、仲間も交え喋り始めた、「ちょっと待って」と電話が切れ
直ぐに向こうから掛かって来た、「電話代が、かさむでしょう」感激である
それから深夜勤務のたびに、電話交際が続いたが、お互いに
名前も住所も聞かずじまい、今のブログと似たようなものである
名前も住所も知人からの情報で薄々は判っていたが、
お互い深く追求しないまま、私が転職し、関係終了
甘くてほろ苦い、青春の思い出である。