失敗旅行記、天狗続き | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

日光を後にし華厳の滝前の広場で子供の土産を買う

鳩の形をした、羽が上下に動く模型飛行機だ、実演販売していた

バタバタ音を立てながらゴムの動力で良く飛ぶ、早速買い込み、一路沼田へ

薄暗い中、沼田近くのモーテルが今夜の宿と決まった、

回転ベットに色つき照明、それも回っている、いやがうえにもムード満点である

心身ともにクタクタながら期待感だけ先にたつ

所が所がである、肝心の倅が起きない、グウスカと寝ている

いざ、鎌倉という時にである、不甲斐ないやら、情けないやら

この時初めて神経と肉体疲労から男のシンボルが不如意と成ることを体験した

翌日は、最初の計画には無い、沼田の天狗の霊場、迦葉山を見学することにした

もちろん初めての場所、風習手順など知らない

朝早く深い霧の中、モーテルを出発した

山すそに一軒の土産物屋があり、未だ開いていなかったが、道順を聞いた

霧が深いから行かないほうが良い、天狗に化かされるぞと忠告された

せっかく来たのだからと、無視して出発、天狗など、はなから(最初から)信じていなかった

車で登り始めて、右手に山門が見えてきた、信者の人たちの登山道がある

舗装は此処で終わり、一端車から降り山門に近づいた

おびただしい数の、カラス天狗の群れである人より大きく

霧が深いため総数はわからない

流石に気味が悪くなり、車へ戻り頂上へ向かおうとして砂利道へ乗り入れた

アクセルを踏んでるのに車は前に進まない、サイドブレーキは掛かっていないし、

排気音は唸ってる、だがピクリとも動かない、バックは出来る

舗装部分で車をUターンして砂利道に入ると動かない

ここで思い出した、日本昔話で同じようなことが書いてあった

車が荷車に変わっただけで、そっくり同じである

その後は一目散で逃げ帰った、

その後迦葉山の風習手順を聞かされ、数年後に訪れたときには

何事も無かったが、あれほどあったカラス天狗は、数も少なく形も小さかった

完全に天狗に化かされた体験旅行であった。

迦葉山の風習は沼田市ホームページからお借りしたURLを参考にされたい。

   http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kasho.html