高校時代(45~47年前)夏休みになると田主丸近くの筑後川で良くキャンプをした
カッパに憧れていた小童のなれの果てが集まる
キャンプと言っても「テント」も「ランタン」も「グランドシート、」も何もない
有るのは飯盒だけ、そこで「工夫こそ発明の母」とばかり
必要な物を各自分担で持ち寄る
1大きな蚊帳 2中に敷く「わら」 3たきぎ 4ロウソク、マッチ 5鍋とはし
6米と塩 7懐中電灯 8釣り道具と餌 9蚊帳用の竹竿 10飲み水その他
天候を見計らって、河原の草地に蚊帳張りのテントを設営する
通りがかりの人や、近くの農家の人が興味深げにのぞき込む
時には漬け物などをくれた
炊飯用の石囲いを作ると筑後川に飛び込んで泳ぎ出す者
おかず用の魚を釣る者、三々五々に時を過ごす
当番が飯が出来たぞ~~~の声に全員集まる
飯を食い、日がな一日、河原で遊んでいた、日が暮れると
辺り一面、真の闇となる、星が輝き天の川が手に取るようである
カシオペア座から北極星を見つけては、星のロマンに思いを馳せた
草むらから目が光って見えることがある、「タヌキ」か「イタチ」か「テン」か「野犬」だろうが、
余り物を狙っているのだろう、が、決して寄ってこない、男だけだから当たり前である
蚊帳の中は、ロウソク一つ、光が大きいと虫の襲来となる
ワラ布団は快適そのもの、時にはヘビも挨拶に来るが、握ってポイと捨てる
天気次第で、3~4日居続けた、紫外線の害なんか当時は誰も知らない
焼けるがまま、後のケアーが大変だった
最後に「わら束」を燃やして解散したが、雨になると、そのまま放置
片付けは後日として解散した
「鯉取りまーしゃん」の地元近くであったが、あの真似だけは、遂に誰にも出来なかった
岸近くでも深さ5メートル以上有り潜り続けられなかったからだ
素手で鯉を捕まえる天才であり、オリンピック種目が有れば間違いなく優勝である
この体験も決して忘れられない。