指圧の心は・・・
養生館での施術は主に指圧を行います。
患者さんによっては、これはマッサージじゃないの?とか、指圧て何?と疑問を持たれる方がいらっしゃいますので今回はここで説明させて頂きます。
養生館での指圧とは単に指で押すだけでなく撫でたり、揉んだり、牽引したり簡単に言うと「手による検査あるいは治療」であります。
養生館のスタッフは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格をもち、カイロプラクティックやマニピュレーション、オステオパシー、トリガーポイントなどの知識をふまえた独自の整体というものを確立し治療手段として指圧を行ってきました。
ですので単に患者さんをうつ伏せにして押すだけでなく、治療内容によっては調整だけでみなさんが想像されている温泉場にあるようなマッサージは行わない時もあります。
一般的には、養生館の指圧は徒手療法ともいえると思います。
近年、徒手療法の役割は大きく、痛みを軽減させ、臨床的にそれが筋骨格痛の障害を持つ患者さんに有益である事がわかってきました。さらには、直接的な痛みのコントロールだけでなく、運動器や関節、交感神経系などに影響をもたらすことも知られてきました。
養生館では患者さんの心と体の悩みをしっかり受け止め、より良い生活を送ってもらうために指圧を使って手助けさせていただいております。
「指圧の心は母ごころ」と有名な言葉がありますがほんとその通りで愛情こめて一人一人ひと押しひと押し指圧をさせてもらってます。
館長 東
足首のねんざ
足首のねんざの症例を紹介します。
1週間前に部活(陸上)で右の足首を内側にひねってまだ痛みがひいてない状態でした。
まず私が診てびっくりしたのが、足首を包帯でぐるぐる巻きにされていたことでした。
これどうしたの?と聞くと私が診る前に病院に行ったらしくそこで処置してもらったといい包帯の中にはあたたかくなったシップが貼ってありました。
いままで何人もの捻挫の患者さんを診てきましたが包帯でぐるぐる巻きにされて来たのは初めてでした。患部は腫れて熱感があり、ふくろはぎの筋肉がむくんでいました。
確実に炎症反応があり圧痛も前距腓靭帯にありました。
以上をふまえて治療を行うのですが大きく二つポイントが考えられます。
1)炎症による痛みを抑えるためにアイシングや炎症で溜まった水やむくみをとる。
2)歩行で痛むので地面からの衝撃や力を分散させてやる。
1、はよく私たちは炎症をちらすといいます。ぎっくり腰や捻挫など炎症のある患者さんに施す手技です。炎症の度合いによって強さや触る部位はかわりますが人によっては施術したあとは圧痛がなくなる方もいます。
2、は養生館では床反力のちからを正常化するとかいいます。地面をついた衝撃を逃がすことにより患部に集中する力を分散させようという考えです。
以上のことをふまえて治療を施したところひきずって歩いてたあしがスムーズにあるけるようになり本人はすごく喜んでいました。最後にキネシオテープをまいてアイシングも続けるよう指導しました。
養生館では歪みと力の流れを重要とします。興味のある方は是非来院してみて下さい。
館長 東