さとうほなみ
森博嗣『つぼねのカトリーヌ(2014)講談社文庫』に「夏目漱石はラノベか?」というコラムっぽい一文があって。どちらかというと森鴎外などは漢文調の文章美があって古典となり、読みやすい(ラノベな)漱石は軽みがとれて現代に受容される作品となった? あまり良いまとめではないがそんな内容です。
夏目漱石が帝国大学を辞め、朝日新聞社に入社して書いた最初の作品『虞美人草(1907)』は、当時流行りの「家庭小説(メロドラマみたいな)」構成になっている(関肇:新聞小説の時代)。漱石にしても新聞小説を連載するのだから、七面倒くさい文学を書くわけにはいかなかったのだろう。
森博嗣:つぼねのカトリーヌ(2014)講談社文庫
明治文学で現在ふつーに読まれる作家となると、幾人いるだろうか。「夏目漱石ラノベ論」は案外的を得ているのかも。「文豪」の冠を外し初期化した視点は面白いのかもしれません。
さて『虞美人草』のヒロイン藤尾役に、さとうほなみ? …ちょっと、違いますかね。
夜 景
夜 景
交差点の夜





