mizusumashi-tei みずすまし亭通信 -14ページ目

古橋亨悟

 

気候がいいと「カメラ散歩」といっては、いつものお散歩コースをぶらぶら歩きする。お定まりの周縁歩きでこれと言った目新しい事物に出会うことは稀で新味はない。ただ、手元にカメラがないと、くだくだとしたささいな考えにとらわれがちで、樹々や花々といった外光風景に目がいかなかったりする。

 

初めてカメラを手にしたころは、旅行などは大張りきりで「思い出つくり」に励んだけれども、森博嗣さんがいうように

 

「そもそも思い出は、その時点で作るものではない。後々になって、思い出しているうちに何度も頭に蘇るシーンで」もし「作って」いるとしたら、その事象よりずっと未来になってから、思考によって処理された結果だろう(静かに生きて考える)」楽しい思い出を映像で残すといっても、その思い出は未来にある。時間の経過(記憶の選択・反芻)によって作られていく。

 

 

雪 景

 

スコットランド・セルテックで得点王にもなった古橋亨悟は、仏レンヌに移籍したが出場に恵まれず、出場の機会を得るために、3年契約でイングランドのバーミンガム・シティFCへ移籍した。しかし、戦術システムによるものかなかなか得点に絡めず不本意なシーズンを送っていたが、ここにきてようやく息を吹き返し始めている。

 

古橋にしたって、この苦しい時期が後々楽しい思い出となるやもしれず、そのために、ただただ今の時間を燃焼させるしかない。